樹木葬とは
樹木を墓石の代わりに墓標(シンボル)とするお墓です。継承者(お墓を引き継ぐ人)は必要ありません。
樹木葬と言っても、その種類は多岐に渡ります。遺骨の収蔵方法も一つではありませんので、ご自身の納得のいくタイプをさがす必要があります。
樹木葬の特徴
いわゆる一般的な個人墓のような「墓石」を各自で建てる必要がない為、一般的に墓地を購入する費用に比べたら安くなる場合もありますが、注意しなければいけない点もあります。
埋葬した遺骨が土に還ってしまった場合は、取り出すことができない
合祀タイプの埋葬方法や、散骨タイプの埋葬方法である場合、遺骨が土に還ってしまえば取り出すことはできません。その為、事前に埋葬方法は確認しておく必要があります。
四季折々で景観が変わる
花が満開の中で眠りたい――それを希望し樹木葬を選択したとします。しかし日本には四季があり、季節により状況はことなります。春は華やかだけれど、冬は――ということも、理解している必要があります。
費用や景観だけにとらわれず、後々のことを考え、メリットとデメリットを検討した上で選択するようにしましょう。
その他、樹木葬について知っておきたいこと
樹木葬のメリット・デメリットは以下の通りです。
・保管期間が過ぎれば永代供養となるところは(選択制もあります)継承者の心配をせずに利用できる
・墓石を建てるより、比較的に安価な場合が多い
・遺骨の取り出しが出来ないところもある
・親族間の同意や菩提寺・所属している宗教団体の同意が得られない場合がある
・寺院敷地の場合などで「宗旨宗派自由」との表記がある場合に、”これまでの宗旨宗派は問いません”の意味で、敷地を管理する寺院の檀家となり使用することが条件の樹木葬もあります。購入前に必ず詳細を確認しましょう。
・チラシやネットでの販売価格だけでなく、管理費・納骨手数料・彫刻料・読経料(法要料)・ご遺骨2柱以降の費用・保管期間終了後に永代供養とする場合の費用等のトータルコストがかかるところもある事を考えておきましょう。
・管理がしっかりされていないと雑草が伸びるので、購入前に一度見に行くと良いでしょう。
ご供養のかたちのご提案
継承者がいないことや、遠方に墓地がある等の理由で年々改葬(墓じまい)の件数が増加し、2008年度は72,483件であったところが、2018年度は115,384件(厚生労働省の統計「衛生行政報告例」)と10年で約59パーセント増加となりました。
あんしん典礼駿河では、将来の供養をお考えになる方に、すべてのプラン・コースに組み合わせ可能な供養のかたちのご提案をさせて頂いております。(※永代供養・樹木葬は株式会社あんしん典礼駿河が独自で行っているものではありません)また、販売地域の変更等により金額が変更になる場合がございます。
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